トルシェのパン屋へ行ったが今日はエピファニなので休みだった。トルシェ同様にコンジドライと呼ばれるコーヒーが飲めてパンを売っている別の店に行った。ハムソーセージの大きなのが湯気を上げて切り売りしていた。パンとお茶と簡単な勿論豚肉ソーセージが食べられる。店内には朝早くから15人ほどの中年の男性が椅子に座ってテーブルを囲んで話し合っている。中に入ってきた私を何か物珍しそうな面持ちで見ている。私はパンを選ぶ間もこの視線を気にしていた。女性もパンを買いに来るがここに座ってお茶を飲む人はいなかった。外には背の高い一脚のテーブルが置かれでいてタバコを吸う男性が3,4人そこにいた。後でわかったがこれはトルコ人の朝の集会所になっているらしいのだ。そうするとここの店の豚肉はイスラム人が食べられる儀式を施したアラール食なのか?
エピファニはクリスマスの一週間後にアジアやアフリカやヨーロッパを代表した三賢人がお土産を持って星に導かれてキリストの誕生を祝いにやってきたというものだ。コンジドライにいたトルコ人たちは小アジア人としてこのキリスト教の行事をどのように意識しているのだろうか、非常に興味があるところである。