2015年3月5日木曜日

サルコジ氏らの携帯電話の証拠から起訴の可能性が増大

3月3日に仏控訴院はサルコジ前大統領を起訴する決定を非公開で審議した。これはニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)が問題になっていたベッタンクール事件での裁判所の動きを手に入れようとしてサルコジ氏の弁護士チェリー・ヘルゾグ(Thierry Herzog)がニースでポール・ビスミュス(Paul Bismuth)という偽名でサルコジ用の携帯電話を買い求めて、これを使った同弁護士との会話が警察によって、大統領の任期が切れて秘密保護がなくなっていたサルコジ氏に、2007年の仏大統領選挙でリビアの独裁者カダフィからの資金援助の別件容疑から裁判所によって傍受されていた。その傍受された会話の中に、とんでもない話が引っかかってきた。
モナコ国の審議員の席に天下りしたがっていたヘルゾーグ弁護士の友人で最高裁判所近くにいた裁判官ジルベール・アジベール(Gilbert Azibert)を使って、仏最高裁判所内の機密であったベッタンクール事件裁判の審議動向計画を探らせようと画策した会話であった。会話の中では、サルコジ氏に対しヘルゾーグはモナコの席を一押ししてやれば、アジベールは力を貸してくれるだろうなどと話しをしていた。サルコジとその弁護士は汚職の権力関与罪と職業機密侵害乱用で2014年夏に仏大統領経験者としては初の拘置がなされた。3人の内の1人の判事はその立場が左派組合だからだと決め付けからサルコジは自分に対するいじめだと批判している。サルコジ、ヘルゾーグ、アジベールら三人の電話会話の物的証拠から起訴される可能性が強くなってきたが、目下のところ検査は中止されている。
Dans cette affaire, Nicolas Sarkozy est soupçonné d'avoir tenté d'obtenir des informations dans le dossier Bettencourt. Ses conversations ont été écoutées par les...
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