モナコ国の審議員の席に天下りしたがっていたヘルゾーグ弁護士の友人で最高裁判所近くにいた裁判官ジルベール・アジベール(Gilbert Azibert)を使って、仏最高裁判所内の機密であったベッタンクール事件裁判の審議動向計画を探らせようと画策した会話であった。会話の中では、サルコジ氏に対しヘルゾーグはモナコの席を一押ししてやれば、アジベールは力を貸してくれるだろうなどと話しをしていた。サルコジとその弁護士は汚職の権力関与罪と職業機密侵害乱用で2014年夏に仏大統領経験者としては初の拘置がなされた。3人の内の1人の判事はその立場が左派組合だからだと決め付けからサルコジは自分に対するいじめだと批判している。サルコジ、ヘルゾーグ、アジベールら三人の電話会話の物的証拠から起訴される可能性が強くなってきたが、目下のところ検査は中止されている。