2015年4月24日金曜日

ナタリー・コシウスコ・モリゼ 「イスラム教徒の子供の遅刻は 朝の祈りのせいだ」と 太陽の光の中での登校に考慮なし


4月20日朝に、国民運動連合(UMP)№2のナタリー・コシウスコ・モリゼ元環境相 (2007年のサルコジの大統領選挙スポークスマン)は、テレビ局(BFMTV)に招待されて発言した。「イスラムの生徒が朝の祈りのせいで学校にしばしば遅刻する」とアルザス地方の村の生徒の例を引いて、「イスラム教徒の祈りは日の出前にすることになっているので、登校時間と折り合わない」と指摘している。
先週に、殺人犯のポーランド人のことで「的外れな批判」をトビラ法相に浴びせたUMPの№3のローラン・ウォキーズ総書記長よりは論理的に問題を捕らえているようだ。
フランスには夏時間と冬時間の間で1時間のずれがある。イスラム教徒の祈りは太陽が出る前だというのは、信仰の基本を太陽の運行に置いているからで、フランス人のエネルギー倹約でできた夏時間よりも、はるかに宇宙的リズムに合致しているといえる。
モリゼ氏は、イスラム教の祈りをとやかく問題にしているのではない。が、登校時間との折り合いがうまくないというのならば、むしろ登校時間のほうを夏と冬とで時間を変えるべきなのだ。
フランスでは冬は9時でもまだ真っ暗であり、まだ眠い中で子供が登校している。これこそ変える必要があるだろう。太陽の光の中で登校すべきなのである。イスラム教徒の生徒もそれならば、祈っても遅れないだろう。
ナタリー・コシュスコ・モリゼの論議の立て方には人種差別的というか宗教差別的というか、どこかイスラム嫌いのサルコジの臭いが漂っているようだ。

La numéro 2 de l'UMP crée la polémique en pointant du doigt les jeunes écoliers musulmans, en retard à l'école à cause de la prière du matin.
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