2015年5月4日月曜日

イタリア沖合いでアフリカ人ボート漂流難民が週末だけで5800人救助、死者10人  4月は12000人が死亡


5月2日と3日の週末にフランスの海岸警備船がイタリア沿岸に出て救助に当たっていた。その中で少なくも3人が救助船に乗り移るために自らボートから海にとびこんで溺死している。イタリアの島ランペドーザはアフリカ側沿岸に最も近く難民がここへ向かって押し寄せている。難民の多くはアフリカ人でその多くはリビアから出航してくる。フランスのサルコジ前大統領のリビア空爆で国が破壊されてしまい混乱状態にあるリビアは「渡し屋」の跳梁する格好の無法地帯になっていることが最近のテレビ人気番組「特派員」でも指摘されている。4月に遭難したボート難民の死亡者数は12000人で人道的な大事件になっていた。

この数の多さに欧州各国首脳も驚いて、4月23日に特別緊急会議を開き、地中海の移住難民遭難事故を問題にした。

しかし欧州各国への移民の受け入れではなくて、地中海での欧州勢による難民ボートの監視及び救助体制を強化することにした。そのために援助予算額をこれまでの3倍に引き上げて、月額300万ユーロ(約4億5千万円)とした。しかしこれではまだまだ少なすぎるという声も多い。

Les autorités européennes ont porté secours à près de 3.700 naufragés samedi et une dizaine de corps retrouvés noyés ce dimanche. Les migrants qui vont être remis aux...
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