ギリシャの現状に関し私的見解を述べたサルコジの経済診断は無責任だとバルツ仏首相は批判した。ギリシャと債務国との交渉は現在途絶えていて、可能性だけが残されている。バルツ首相はるモンド紙に掲載されたサルコジの主張「ヨーロッパは自分(サルコジ)によって発展させられた」という見解を厳しく批判した。
バルツ首相は国会で、「ギリシャと債権国との合意はまだ可能であった」。サルコジの名前は出さずに、「火に油を注ぐ発言こそ」「無責任きわまりないのである」と強調し、厳しく批判している。
現在の時点では交渉が難しいが合意は今も可能である。しかし事態は厳しくなっている。私が、みんなに期待したいのは冷静になって自分の発言に責任を持つことだ。フランスは経済防衛の壁などの中にはいないし、それと戦っているのである。バルツはさらに、「このようなギリシャがユーロ圏から出て行くとする、即興の情勢診断は論議を無益なものにするとサルコジの考えを否定している。
【参考記事】
ギリシャの欧州離脱問題で サルコジとオランドが「批判・反批判」「火に油を注ぐ」人は「火事場の利」を狙う人
Grèce, immigration, Libye... ce que propose Nicolas Sarkozyhttp://www.lemonde.fr/economie/article/2015/07/01/grece-immigration-libye-ce-que-propose-nicolas-sarkozy_4665839_3234.html