2015年5月13日水曜日

■裁判/サルコジの最側近 ゲアンとゴーダンは「公金横領」と「隠滅共謀」罪で近く裁判決定

サルコジ前大統領時代の大統領官邸総書記官で2005年から2007年までは内務大臣、及び仏警視総監もやったクロード・ゲアン氏を「公金乱用」と「隠滅共謀」の罪で、また現サルコジ事務所所長で元仏国家警察署長(DGPN)のミッシェル・ゴーダン氏を「公金乱用」罪で近く裁判が決定した。10月始め頃には仏裁判所に公訴提起が決定していると、政治の真実を追うネット・新聞「メディアパー」が5月12日に暴露した。ゲアン氏は、サルコジ周辺の内務省警察官僚らに、賞与として現金を配布、自分も着服していたことが「公金横領」で問題になっていた。

ゲアン氏は2002年夏から2004年夏まで「警察監視調査費用」(FES)から毎年1万ユーロ(約150万円)を横領していた。予審調査が2012年6月14日からパリ検事によって「公金乱用」と「隠滅」容疑で調査が開始されていたが2013年12月17日に拘置されている。ゲアン氏らが2002年から2012年の間に仏警視総監を勤めていた時期に、340万ユーロ(約51億円)の公金が乱用されたと見られている。ゲアン氏の後継者がゴーダン氏で、その後がグレデェリック・ペシュナー氏だ。

一方、ゲアン氏は2007年のサルコジ氏お仏大統領選挙運動資金としてリビアの独裁者カダフィから援助を仰いでいたとされる事件の周辺で5万ユーロ(約 円)がゲアン氏のスイスの違法銀行口座に隠されていたのがわかっている。ゲアン氏はこれは自分の所持していたフランドル絵画2枚をある東南アジアの弁護士に売った代金であると主張している。絵の価格はその10分の1ほどだと専門家は見ている。


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