仏最大級の大手ソシエテ・ジェネラル(SG)銀行の元トレーダーのケルヴィエル氏は、6年前にソエテ・ジェネラル銀行に元トレーダーとして雇用されていたが、500億ユーロ(約75000億円)の記録的な損失を同社に与えた責任で裁判があり、執行猶予付き5年の刑が出た。今回は政治の真実を追うネット・新聞「メディアパー」が5月18日に、ケルヴィエル氏は、「自分のやっていた違法操作行為は、銀行の上司が総て知っていた」としていた。が、この主張を証言した告白が実はあったのだという新たな事実が当時この事件を担当していた警察側から証言がでてきたのである。
当時の検事の調査のやりかたでは、銀行側の圧力によって都合のよい証人だけが選ばれていたこともわかった。事件は全然終わってなくて、ケルヴィエル氏は再審を訴える構えだ。
【参考記事】
http://www.franceinfo.fr/actu/justice/article/que-va-faire-jerome-kerviel-464547