イスラム攻撃の過熱化する中でマニュエル・バルツ仏内相は3日夜にパリ北部近郊のイスラム移民の多く住むドゾワール・ラ・フランス(d'ozoir-la-France)で、イスラム教徒の青年たちのラマダン中(断食)の夜会食に参加した。同内相は「イスラムを攻撃することは、フランス共和国を攻撃することである」と発言して「反イスラム主義と闘う」ことを再度宣言している。
バルツ内相はパリ西郊外のトラップを7月20日に訪問した時に、「フランス共和国の法律は公共の場での女性のフラー(被り物)の着用を禁止」していると発言していたが、ドゾワール・ラ・フランスでもこれを繰り返し再確認している。
内相はラマダン中に3度もイスラム寺院を訪問した。「イスラムだけでなく、同様にユダヤ、キリスト教などを攻撃することはフランス共和国の精神に反する」ことを話し、みんなが仲良く暮らせるフランスを実現させていこうとしている。
ラマダン中は太陽の陽が出ている間は食事もできないし水も飲めない。さらにトイレにいってもいけない。女性に触れてはいけないなどということもしばしば聞く。彼らはこの期間は夕方になると気力がなく覇気がなく仕事も緩慢になってくるという。その代わりこの期間の夜の食事は豪華なものになっている。