サルコジ前仏大統領のエリゼ大統領官邸側は、仏国立リヨネ銀行とタピとの係争事件を解決するために私設裁判を設けて、スポーツ用品メーカー・アディダスの転売によるタピの損失分として2008年7月に4億300万ユーロ(約605億円)を支払う判決を出すことを、サルコジ側と組織していたと、財政担当の検事側では見ている。
2007年と2008年にはベルナール・タピと当時エリゼ宮総書記官であったゲアンとは頻繁に会合していたことが分かっている。
ゲアンはすでに2014年に拘置されている。タピも組織的犯罪と公共資金横領罪で拘5月に起訴されている。当時サルコジ政権の経済相であった現国際通貨基金(IMF)総裁のクリスティーヌ・ラガルドも起訴されている。判事はセルジュ・トールネイル・ギィヨーム・ダイエフ、クレールテッポウの三人。検事によると、当時の大統領であったサルコジからの指示が出ていたと見られている。
【参考記事】
http://lci.tf1.fr/france/justice/affaire-tapie-claude-gueant-convoque-au-pole-financier-pour-8650934.htmlhttp://lci.tf1.fr/france/justice/affaire-tapie-claude-gueant-convoque-au-pole-financier-pour-8650934.html
http://www.europe1.fr/faits-divers/affaire-tapie-gueant-convoque-au-pole-financier-2508645