これはリリアン・ベッタンクール事件でボルドー裁判所のジャンティ判事が2013年3月にニコラ・サルコジを起訴したことで、ゲイノーが「グロテスクだ」「威厳がない」「フランスのイメージを汚した」「不名誉な裁判」などと罵倒して、ジャンティ判事に裁判費用である3000ユーロ(約45万円)を要求し訴えてていた。これがメディアの話題となっていた。そのためか、ジャンティ判事は、サルコジはベッタンクール事件で責任はないものとして、事件は無かったものと判決をだしている。
司法界組合連合(多数派USM)がゲイノーの発言を問題視してパリ検事が調査を開始していたが、2014年11月にパリ軽罪裁判所がゲイノー氏を無罪としたために、検事側は上訴していた。
ベッタンクール事件ではリリアン・ベッタンクール婦人の精神的薄弱化が指摘され、これがサルコジへの大統領選挙資金としてカンパ現金手渡しの問題点になっていた。が、それはリリアンさんの娘がベッタンクール邸宅の使用人たちに圧力をかけて、母親の精神薄弱化の偽証をさせていたことが最近わかってきている。
【参考記事】
http://www.lemonde.fr/societe/article/2015/10/22/henri-guaino-condamne-a-2-000-euros-d-amende-pour-avoir-outrage-le-juge-gentil_4794962_3224.html
http://www.lemonde.fr/societe/article/2015/10/22/henri-guaino-condamne-a-2-000-euros-d-amende-pour-avoir-outrage-le-juge-gentil_4794962_3224.html
http://www.liberation.fr/auteur/2005-afp