2015年11月16日月曜日

フランスの反テロの怨念や復讐を抱かない政教分離(ライシテ)の精神は理解が難しい 

テロに関わらなくとも、日本人にはイスラム主義国家組織のテロと無関係に生きていけるとは思いません。チュニジアのバルドー美術館では観光客の日本人が殺害されている。今度のパリのテロ襲撃は1月のチャルリーヘブドの時と違ってあれこれと選んでやってないのが特徴だと言われている。これまでのメラ事件やバンセーヌ事件のようにユダヤ人だからというのではないのです。誤解を避けるために書きますが、フランスはイスラム主義国家組織を空爆している唯一の国ではないのです。それとサルコジ前大統領のような無差別空爆はやっていない。テロに対しても恐怖や悲しみはあるが復讐や怨念というのはフランス人にはないのです。ここがなかなか理解できないところです。フランス人は人や人種に怨念を抱かない、しかしテロリズムという思想や考えに対し強い闘いを禁止の念があるのです。レジスタンスというのはそういう思想的な意味なのです。日本にはこういう生き方が余り見ないことなので、こういうことはよく理解できないのです。共和国の精神がすべてなのです。勿論サルコジ氏のように例外の人たちもいるのです。そこでフランスはどのような闘いができるのか、明日私の家の近くのベルサイユ宮殿に、衆参両院の議員が集まって、このことをオランド仏大統領が話すのです。(パリ=飛田正夫2015/11/16 10:09日本標準時


プーチンやサルコジのようにシリアの独裁者アサド大統領を支持などしてないのです。今のオランド仏大統領は慎重に偵察機を飛ばして、市民の安全を考えているために戦いが長びき困難さを増しているようです。基本的には人を殺すことは良くないという考えがあるからです。その点でも欧州の価値はテロを許さないのです。