2015年11月27日金曜日

仏外相 シリア政府軍を編入してのIS壊滅戦も構想

11月27日に、仏外相ロラン・ファビウス氏は今回初めて、シリアのアサド軍を包含してのダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)との戦闘の可能性を発表した。これまではシリアの独裁者アサド大統領は、ロシアのプーチン大統領と連合を結んでいて、そのためにロシア側に、フランス側の主張であるアサドの国外追放を納得させることが必要であった。昨日26日のオランド仏大統領とプーチン大統領との会談では、これが実現しなかった。フランスの目標はISを壊滅させることなので、今回の柔軟な決定となったと見られている。
ラジオRTLに仏外相ロラン・ファビウス氏が出演して答えている。ただし、ロラン・ファビウス仏外務大臣はこれに関してフランス通信(AFP)に語ったことによれば、この作戦の変更の構想はシリアの政治的暫定政権の枠内でのことだと明快に指摘している。この点では、今のところはフランスの立場は変わっていなく、アサドはシリアの民衆の未来には存在しないと仏外相はいっている。(パリ=飛田正夫2015/11/27 23:25日本標準時 )


仏外相は、方策としては空爆と地上戦の二つがあるが、地上戦はアサドに反対するシリア反体制派蜂起市民の自由軍やアラブ・スンニー(Sunnites)派、クルド(Kurdes)、そしてシリア政府軍もやるべきだと考えている。
【参考記事】
http://www.rfi.fr/moyen-orient/20151127-lutte-ei-inflexion-position-francaise-fabius-participation-armee-bachar

http://www.lesechos.fr/monde/afrique-moyen-orient/021514985140-syrie-fabius-necarte-pas-dassocier-larmee-de-bachar-al-assad-aux-interventions-au-sol-1179352.php
http://www.lavoixdunord.fr/france-monde/lutte-contre-l-ei-paris-adopte-un-ton-plus-conciliant-ia0b0n3186117