(パリ=飛田正夫2015/12/31 13:19日本標準時)12月29日、イスラエルのエフド・オルメルト元首相が汚職により18カ月の禁固刑が最終的に決まりテルアビブ東部のマシヤウ刑務所の牢獄に繋がれることになった。オルメルトは、1993年から2003年のエルサレム市長の在任期間に不動産スキャンダル事件で現金相当14000ユーロ(約210万円)ほどの金品を着服していた。本当の問題はこのような汚職をやった市長がどうして国家の最高責任者までなれたのかという問題こそが重大だとヌーベル・オブセルヴァトワー誌は誰かを彷彿させるかのように書いている。
同じ事件でオルメルトは賄賂として120000ユーロ(約1800万円)を受け取っていたために6年の刑期が定まっていた。しかし中心的な証人の死亡によって証言が流れてしまっていた。オルメルトの入る牢獄には泥棒で6年の刑を務めている元大統領のモッシャ・カトサヴァがいる。
【参考記事】
http://tempsreel.nouvelobs.com/monde/20151230.OBS2084/israel-ehud-olmert-en-prison-l-ex-premier-ministre-y-retrouvera-l-ex-president.html