2016年2月8日月曜日

哲学者アラン・バデュが11月13日パリの同時テロ射殺事件の原因を話す

フランスの哲学者で劇作家のアラン・バデュ(Alain Badiou)がフランスで起きた11月13日のパリ同時テロ射殺事件を総括してその原因を探って書いた本「我々の悪は遠くから来た」が最近出版された。国営ラジオ・フランス・アンフォに出演してこれに関し話している。バデュによると、世界化した資本主義の結果で、不満な若者を作って、宗教は最終的に来たものであって、資本主義の悪罪が引き起こした事件だというのである。バデュは再び同じ誤りを繰り返さない為にはどうするのかと考えると、それは若者たちに資本主義とは異なる別の見通しの立つ世界を提案すべきだという。