(パリ=飛田正夫2016/04/21 13:27日本標準時)エアー・フランス(Air France- KLM)航空のアレクサンドル・ド・ジュニアック(Alexandre de Juniac)社長は2015年のAir Franceグループの財政結果発表後に自分の給料を前年比65%上げて総額106万2000ユーロ(約16000万円)を利益した。その後で5500人を解雇して2016年4月5日に辞任した。エアー・フランスのパイロット組合(SPAF)では、社長の「給料の上げ率が異常で完全に不正だ」とその強欲さが批判されている。同社長は、ゴルフ湾岸地域の安い低料金のローコスト航空会社と対抗し成績をあげたと誇っている。しかしその裏には5500人の解雇がったとされる。組合側と緊張関係にあり、2015年9月30日に同社長は、同じ給料で100時間以上の上乗せ超過労働を要求してきたが、組合側はこれを拒否していた。
4月11日に同社長は2022までの雇用600人と柔軟な対策生産性向上の目標プランに合意の署名を5月2日までにするようにエアー・フランスのパイロット組合に伝え残したが、4月20日にエアー・フランスのパイロット第1組合(SNPL)によって破棄された。
【参考記事】
http://www.lemonde.fr/economie/article/2016/04/20/la-remuneration-du-pdg-d-air-france-klm-s-est-envolee-de-65-en-2015_4905645_3234.html
http://www.franceinfo.fr/actu/economie/article/en-2015-la-remuneration-du-pdg-d-air-france-klm-bondi-de-65-783899
http://www.marianne.net/alexandre-juniac-air-france-5500-postes-supprimes-65-augmentation-100242211.html
http://www.20minutes.fr/societe/1830755-20160420-pdg-air-france-alexandre-juniac-augmente-salaire-65