2016年4月23日土曜日

仏コルシカ島で頭のない焼かれた手足と胴体が発見 犠牲者は外国人か

(パリ=飛田正夫2016/04/23 3:26日本標準時)フランスのコルシカ島で山歩きをしていた2人が、19日夕刻に手足が切断され焼かれた胴体部を発見した。20日にはそこから80キロほど離れた場所でその手足が発見された。パリから検死の為の国家警察犯罪センター(IRCGN)に登録している医者が来て調べていたが、殺害されたのはコルシカ島の住民ではなくて外国人と見られている。21日の記者会見でバスチアのベッソン検事が発表した。殺害は急激に行われたもので、最近はコルシカでの捜査願いも出てないために、犠牲者はコルシカ島に住む孤立して住んでいた外国人ではないかと見られている。

手足は完全に焼かれ炭化した状態でコルシカ島北部高地のバランニュ(Balagne)地方のポンと・レシア(Ponte-Leccia)とベルデール(Belgodère)とを結ぶ沿道の木の根元にビニール袋に入れられ焼かれたのが置かれてあった。被害者は30歳から50歳のヨーロッパ人で、死亡の原因となったと見られる傷口は喉元をナイフで21回かなり深く刺されていた。

犯人は左利きだと見られている。体にあった入れ墨は傷口の為に判読できないと言っている。焼かれているために、犠牲者確定の為の指紋判定が難しい。遺伝子(DNA)による身元確認は国家遺伝子指紋記録所の資料からでは困難だろうと見ている。しばしば確認に有効な頭蓋骨の歯からの検査が可能な為に、頭の発見を進めているという。

【参考記事】
http://www.leparisien.fr/faits-divers/puzzle-macabre-en-corse-22-04-2016-5736497.php

http://www.europe1.fr/faits-divers/corse-epais-mystere-autour-dun-corps-demembre-2726914
http://www.midilibre.fr/2016/04/20/en-corse-des-randonneurs-decouvrent-un-cadavre-decapite-et-demembre,1320090.php

http://www.liberation.fr/societe/2016/04/19/corse-les-quatre-membres-retrouves-carbonises-sont-bien-ceux-du-cadavre-demembre_1447326