2016年6月26日日曜日

スペイン下院選挙 各党とも欧州離脱の影響が心配

(パリ=飛田正夫6/26/2016 11:57:03 日本時間)6月26日に3600万人が350議席のスペイン下院議員を選挙する。2015年12月20日の選挙ではどの党も過半数を獲得できず連合政府もできなかった為に、今回の投票結果は重要だ。これまでは中道右派保守・国民党のマリアノ・ラホイや穏健左派・社会労働党のザペテロなどがスペイン政府を握ってきたが、今、新たに中道右派のリベラル(Ciudadanos)党、及び5月に今回の選挙を鑑みて連帯したばかりのパブロ・イグレシアの率いる左派ユニドス・ポデモス(Unidos Podemos)が出て来た。英国はキャメロン英首相が提言した23日の国民投票で欧州離脱が決まったが、スペインへのその影響はどの政党も行方が見えてないと心配している。世論調査によると、更なる分裂が予測されている。過半数には及ばないがポデモスは2015年12月の当選議席数を24議席ほど伸ばし、これと連合したシュウダダノスは現状維持の40議席止まりとみられている。国民党(PP)が114議席。社会労働党(PSOE)が93議席と予想されている。下院定員数は350で、過半数は176議席だ。


投票結果は今日26日深夜にはわかる。

【参考記事】
http://geopolis.francetvinfo.fr/espagne-les-sondages-predisent-le-statu-quo-a-l-issue-des-elections-109491

http://www.lopinion.fr/edition/international/l-espagne-menacee-d-nouveau-blocage-institutionnel-105574

http://lci.tf1.fr/monde/europe/elections-legislatives-a-madrid-doit-on-s-attendre-a-un-changement-8755211.html

http://www.francetvinfo.fr/monde/espagne/legislatives-en-espagne-vers-un-nouveau-blocage_1518603.html