2016年6月3日金曜日

独のデュッセルドルフがISテロの標的に 仏拘禁のシリア人の自供で未然防止

(パリ=飛田正夫03/06/2016 10:02:20 日本時間)フランスで2月に逮捕されていたダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)のシリア人の自供からドイツのデュッセルドルフ(Düsseldorf)の中心街を自爆テロする企画があったことがわかり、テロが回避されテロ襲撃が未然防止されたと、ドイツ連邦検事が明かした。6月2日の民法テレビiTéléが発表した。事件の最終結果はもっか調査中である。ドイツ西部の「ラインラント北部・ヴェストファーレン」(Rhénanie-du-Nord-Westphalie)地方、ブランデンブルク(Brandebourg)州、南部のバーデン=ヴュルテンベルク(Bade-Wurtemberg)州でそれぞれの地方で家宅捜査が行われISテロ組織の為に外国で活動していたと見られる3人のシリア人が逮捕されたのは、ドイツ南西部のカールスルーエ(Karlsruhe)裁判所のテロに詳しい検事によると、もっかベルギーの刑務所から送検されてパリのフロリーメロジス刑務所に拘禁中のサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)がこの連携テロ計画を、2月1日に暴露していたことによるという。これまでドイツは、近隣のフランスやベルギーがダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)のテロにあっているのに対し、テロが無かったが、この暴露は新たな危険をドイツに湧き立たせている。



ドイツ連邦検事は、このテロ企画を証明する確実な証拠がないとしても、彼等はそのデュッセルドルフの街で自爆テロを計画する準備を確実にしていたと言っている。アムザ・Cとサラ・アブデスラムのドイツの経済都市デュッセルドルフでのテロ計画は、シリアで指令されて来たものであるという。一人が中心街の道路で爆弾チョッキを着て自爆テロを行い。もう一人は銃や爆破物で可能な限り多くの市民を殺戮するというものであったと検事は話している。

アムザ(Hamza C.) 27 歳、マホド(Mahood B) 25歳、アブダラマン( Abd Arahman A. K) 31歳の3人は別々にギリシャ経由で2015年3月と7月に難民受け入れがピークを記録する前にヨーロッパに入っていた。

【参考記事】
http://www.leparisien.fr/faits-divers/un-attentat-dejoue-en-allemagne-grace-aux-aveux-d-un-syrien-arrete-en-france-02-06-2016-5851849.php
http://www.lemonde.fr/europe/article/2016/06/02/un-projet-d-attentat-dejoue-en-allemagne_4931324_3214.html
http://www.lefigaro.fr/international/2016/06/02/01003-20160602ARTFIG00296-un-attentat-de-l-etat-islamique-dejoue-en-allemagne.php

【参考記事】
http://www.liberation.fr/debats/2016/06/02/la-reconnaissance-du-genocide-armenien-par-l-allemagne-un-bouleversement-dans-l-histoire_1456947
http://www.lemonde.fr/europe/article/2016/06/02/les-deputes-allemands-veulent-la-reconnaissance-du-genocide-armenien_4931205_3214.html