(パリ=飛田正夫6/3/2016 11:32:37 日本時間)フランス北部とドイツ南西部が集中的な豪雨に見舞わてセーヌ川やその支流が洪水に見舞われて1910年のセーヌ川の水位はアルマ橋で8メートル62センチだが、今回は6メートルまで上がってくるという。報道によっては、今後雨が降れば1910年のパリ大洪水を超過することは確実だという。パリの美術館の地下には展示されない作品の貯蔵室があり、ルーブル美術館やオルセー美術館などが美術品が洪水の危険に晒されているために、退去を急いでいるが、ルーブルだけでも地下の危険に晒されている作品は20万点ほどあり数が多いので優先順を決めているらしい。オランド仏大統領は来週にでも被害にあった地方の「自然災害扱い」承認宣言をすると発表した。「自然災害」というのは人災ではないということだ。つまり人ではなくてなにか得体の知れない天候の責任にするわけである。しかしこれは、オランド仏大統領がG7伊勢志摩サミットで安倍晋三首相の招聘で政教一致の伊勢神宮を訪問したことに原因があることは、仏法を良く勉強しないとわからない。しかし日本の軍国主義がこの伊勢神宮や靖国神社の神道を崇拝することで天皇を神として崇めて戦争を勧めてきたことを考える時に、拝んではいけない神社であったことを知るべきである。
この悪雨はひとりでに起こったのではないのである。邪(よこしま)に降る雨はないのである。悪風(風というのは思想なのです)がフランスやドイツに被害をもたらせているということです。フランスやドイツというのは共和国の政教分離(ライシテ)の精神を体現した近代民主主義国家なので、当然のこと日本の安倍晋三首相のような政教分離の考えを糾し正しく指導しなければならない立場にあったわけです。それをしないどころか自らも伊勢神宮の正殿前に出かけて行ってしまった。これは神道の神である天照大神や八幡大菩薩も喜ばないことであったのだ。神は仏法を守る守護神ではあるが、直接に崇拝され拝まれることを嫌うのである。それが100王の誓いであったが、安倍は仏法を敬わずに神をつまり親を放り投げて、子供を上げ尊厳したわけである。そこに世の中の下剋上が起こるのだが、具体的にはフランスで言いうと内には市民戦が更に強さをまし、外からは洪水だけでなくテロがさらに責めを増すということだ。或いは、三災七難、天変地夭・飢饉疫厲が示す通りである。
現在は、イルドフランス地方とロワレ地方では19000件が停電になっている。パリ南近郊のエッソンヌ県のロングジュモーでは救助員は、家屋から立ち退きを拒絶する住民を終日に渡り避難するよう説得に追われている。
ドイツではこれまでに8人の死亡者が出ていた。2日にフランスでも男性1人が死亡した。バルツ仏首相は朝7時頃に洪水で行き場を失った人達を応援にフォンテンブロー方面のヌムーの町を訪問した。バルツ首相は洪水を受けた地区に特別援助金を出すと発表している。
【参考記事】
http://www.lexpress.fr/actualite/societe/meteo/en-direct-intemperies-2-departements-en-alerte-rouge-le-loiret-dans-une-situation-critique_1798138.html