サンドラ・ベルタンさんは、7月14日の国家警察の特異な配置を書くように命令されて、1時間ほど煩悶したのです、私がビデオ映像に見なかったことなので、精神的苦痛であったと話している。
これに対し24日昼頃に、パリ検事フランソワ・モラン（François Molins）氏は、この件で発言し、7月15日の調査アンケートが必要な為に、二人の警察局長をニースのCSUに送ったが、目的は唯一つ、司法調査の中で事実を明かすことにあったと語った。
24日13時頃にカズヌーブ仏内相は、このベルタン婦人の発言を否定し、いかなる場合にも内務省官房室がCSUを動かしてベルタンさんと話し合いをさせるようなことはないと指摘した。ベルタンさんの発言は重大な謀略的告発であり、同内相は誹謗中傷の嘘、讒言として訴えることに決めたという。
内務省官房室ではニース市警官のベルタンさんに対し、誰がそういう事を言ったのか証拠を出すように言っている。
内務省のスポークスマンは、テレビ（BFMTV）の国家警察は何人いたのかという質問に対し、国家警察は64人いたと答えている。7月14日のニース市での花火大会で大型トラックがプロムナード・ド・アングレ（英国人の散歩道）に突っ込んで84人を殺戮させたが、事件は周到に1年前から準備されていたことがわかってきている。しかしこの事件の直後から政治家たちが特にサルコジやその側近のニース筆頭助役のクリスチャン・エストロジィChristian Estrosi氏が、全面的にいつもこの事件に登場していて、ニース市の市長は隠れている。事件の市の責任が問われた場合には誰が責任をとるのかも心配されてきた。政治家はしばしば、人々のテロリストによる殺戮事件の悲劇を舞台にして、これにメディアが話題を掻き立てる仕組みを利用して、そこに顔を出したがる。死亡者や犠牲者は彼ら餓鬼界の道具にされている場合が多い。事件の翌日7月14日にはニース市のカテドラルでカトリックだけのミサがあり、さっそくエストロジィ助役とサルコジ前大統領が出席したと報道した。犠牲者はカトリック信徒だけではないし共和国フランスは共和国の政教分離（ライシテ）の精神から、そんなミサはしないのである。数日後に今度はエストロジィ氏はギリシャ正教、カトリックの司教、イスラムの司祭などを呼んでプロムナード・ド・アングレでミサを開催している。今頃になってという感じだった。しかしこれも共和国の精神に反しているわけで、無神論者には大変なショックであったろう。一番納得がいくのは事件当日の7月14日夜から自然発生的に行われたプロムナード・ド・アングレでの路上献花である。政治家の誘導で行われることも政教分離の精神に大きく反しているのである。この辺のことがサルコジの「共和党」（LC）議員では理解している人が少ないし、日本のジャーナリストでも理解できない人がいる–ようだ。 （文字数 ;1569）（投稿パリ時間⇨2016/07/25 03時11分 /投稿日本時間 ;2016/07/25 10時11分）
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カズヌーブ仏内相 ニース市警証言を 謀略的誹謗中傷として告訴
http://franettese.blogspot.fr/2016/07/blog-post_25.html
【参考記事】
https://www.google.fr/search?q=Cazeneuve&oq=Cazeneuve&aqs=chrome..69i57j69i60j69i65l3j69i61.1403j0j8&sourceid=chrome&ie=UTF-8
http://www.lejdd.fr/Societe/Bataille-de-communication-entre-Cazeneuve-et-Estrosi-apres-l-interview-de-la-policiere-nicoise-au-JDD-799138
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2016/07/24/01016-20160724ARTFIG00073-cazeneuve-porte-plainte-apres-les-accusations-d-une-policiere-nicoise.php
