2011年11月29日火曜日

欧州財政危機の中、ドイツと異なり、なぜ仏は失業者が増加するのか?

仏雇用相グザビエ・ベルトランは27日に10月度の失業が前月比0.9%増で278万人となって悪化していることをRTL/Le Figaro/ LCIの共催番組グラン・ジュリーに出演し、経済の回復がなければ雇用の改善はないとどうなるかわからないと悲観的な見解は、政治担当者の意見とは思えないような突き放した話しぶりでいつもの強気な大臣には似合わない発言であった。しかし28日の労働省の公式発表では10月に全然働いてない者の失業率は前月比1.2%増で前年比では4.9%増となっている。失業者は全体では281万人を超えた。失業増加の原因は欧州の財政危機の影響にあるとフランス政府が結論したところで、ドイツの失業が少ない理由の説明にはならないと左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.では指摘している。むしろドイツとフランスの政治がかなり異なることから失業者の増加を考えるべきだとしている。

フランスでの失業の増加は、10月はどんな職種も免れてないだけでなく、25歳以下の失業者が前月比で0.2%増加し前年比では1.25%増となっている。高齢者の失業率は前月比1.4%増だが前年比では15.3%と大きく増えている。2012年の国内総生産(PIB)は0.3%と予測が変更された。

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