(パリ=飛田正夫 日本時間;17/11/2016-07:41:01)サルコジが創った今の「共和党」(LC)は、前の国民運動連合(UMP)で、そこの議長をしていたコッペ氏が16日に、メディア合同(LCP/Le Monde/France Info/AFP)からの質問を受けた。コッペ氏はサルコジの2012年の仏大統領選挙ではサルコジの違法選挙資金疑惑事件ビグマリオンでは議長を辞任していた。コッペ氏は武器商人のタキエジンとは友人で同氏の別荘のプールで遊んでいる写真がインターネット新聞の「メディアパー」で暴露されている。コッペ氏は、ローレックスの時計もタキエジンからプレゼントされていて、あれは鉄製だったと答えた人だ。この同じ穴の仲間であるコッペ氏を捕まえて、仏メディアが質問したのである。これは同じ穴の狢が何を言うのかを彼等を支援してきたメディアが質問するという意味では、特に面白いものであったかもしれない。キリスト教系の新聞La Croixがこのインタビューを報道している。
コッペ氏は、リビアの独裁者カダフィからサルコジとゲアンとが2007年の仏大統領選挙運動資金として500億ユーロ(約75000万円)の大金を受け取ったというタキエジンの証言がインターネット新聞の「メディアパー」からビデオ報道された事は非常に重大であるとしながらも、自分はこれにコメントを出したくないと答えた。
しかしコッペ氏は数日後に迫った2017年の仏大統領選挙のLC内代表者を選ぶ予選選挙(プリメール)で、サルコジにとって非常に重大で恐ろしい宣言となっている事を何度も強調し、その真実を明かすことが必要だと話した。
【参考記事】
http://www.la-croix.com/France/Politique/Takieddine-declarations-extremement-graves-selon-Cope-2016-11-16-1300803591