2015年にはタピは公共財産汚職の罪で起訴されている。また2015年には、2008年のタッピを利益させた簡易私設裁判判定をパリ上告裁判所が無効にして、フランス国がタピに賠償金として与えた利子付き40400万ユーロ(約485億円)を、国に返済させる判決を出した。
2015年12月17日にクリスチャン・ラガルド国際通貨基金(IMF)総裁は仏経済相時代にこのタピの簡易私設裁判判定を組織し実行するに及んで、そこに権力関与した容疑で仏裁判所で裁かれることが決まった。7月の22日にフランス破棄院はクリスチャン・ラガルド国際通貨基金(IMF)総裁の上告審査を求めたがこれを棄却し、仏共和国裁判所で公金横領罪で裁くことになっていた。
485億円という多額の賠償金をタピに与えた事件で、それを組織した中枢に経済相がいたと見られている。当然のことそれほどの多額の国の税金をタピに支払ったことは経済相を管轄する立場にあるサルコジ前大統領が知らなかったわけがない。この事件は広がりが大きくなる可能性がある。しかし大きな権力をバックにした裁判だけにこれを隠すメディアや政治権力の存在も予測される。
http://www.tdg.ch/economie/proces-christine-lagarde-commence-lundi/story/15996675
http://www.lemonde.fr/economie/article/2016/12/10/proces-lagarde-le-fmi-tente-de-donner-le-change_5046793_3234.html
http://www.romandie.com/news/Proces-Lagarde-les-grandes-dates-de-larbitrage-Tapie/760447.rom
http://www.romandie.com/news/Proces-Lagarde-les-grandes-dates-de-larbitrage-Tapie/760447.rom