ペックレスが支持するフィヨン候補というのはこの週刊紙「カナール・アンシュネ」によって、1月中旬からフィヨンの妻ペネロップの架空雇用の公金横領罪事件でペネロップは3月28日に起訴される。すでにフィヨンは3月14日に起訴された。
フィヨンが何百万円もの背広代金を大富豪に支払わせていたこと。フィヨンの2人の子供を国会議員のアシスタントとして架空雇用で公金横領していたことなどをこの「カナール・アンシュネ」が暴露したからである。
フィヨンは背広のプレゼントにたいし「それがどうした」と息巻いていたが、世間の批判が強まる中で、仕立ての背広を誰が着るのかわからないがこれは返品したからいいではないかと最近になって言っている。
オランダはフィヨンの弾劾するこのキャビネ・ノワーの存在はエリゼ大統領官邸には無いとして、前任者のサルコジとは自分は違うのだとフィヨンらの頭の常識を批判した。告訴された翌日24日朝10時のフランステレビアンフォ(France tvinfo)で「大変に甚大な誤りのある告訴である」「キャビネ・ノワーなど存在しない」とフランソワ・オランド仏大統領は、「共和党」(LR)の仏大統領選挙候補フィヨン元首相を論破している。
辛辣な政治家批判の週刊誌カナール・アンシュネのジャーナリストは、自分たちが書いた本をフィヨンはよく読んでいないのだと24日に指摘した。「ボーベ広場へようこそ」(Bienvenue Place Beauvau)という本にはフィヨンらが指摘するオランダ仏大統領官邸に「秘密局」キャビネ・ノワーがあるなどとはどこにも書いてないのだとフィヨンの引用の誤用をフランステレビアンフォ(France tvinfo)で著者自身が指摘している。創立100周年を迎えた悪い政治家暴露の専門紙カナール・アンシュネはこれまでに多くの大臣の悪事を暴き辞任に追い込んだ伝統あるフランス市民の支持するメディアであって、フィヨンの周辺にいる政府御用達のジャーナリストなどではないのである。
右を左と言い上を下というのは悪を正義といい正義を悪と言うことで、見境の無い境地はもうこれ以上堕ちることを知らない無間地獄の人々の姿なのである。
http://www.ledauphine.com/france-monde/2017/03/26/son-fils-arrete-avec-du-cannabis-pecresse-denonce-des-methodes-ignobles
http://www.lci.fr/elections/bienvenue-place-beauvau-apres-l-arrestation-de-son-fils-valerie-pecresse-denonce-une-tentative-de-destabilisation-politique-2030271.html
http://www.francetvinfo.fr/politique/pecresse-accuse-le-pouvoir-d-avoir-fait-fuiter-l-interpellation-de-son-fils-pour-consommation-de-cannabis_2115445.html
http://www.ledauphine.com/france-monde/2017/03/26/son-fils-arrete-avec-du-cannabis-pecresse-denonce-des-methodes-ignobles
http://www.francetvinfo.fr/politique/pecresse-accuse-le-pouvoir-d-avoir-fait-fuiter-l-interpellation-de-son-fils-pour-consommation-de-cannabis_2115445.html
http://www.sudouest.fr/2016/09/23/le-fils-de-valerie-pecresse-interpelle-avec-3-grammes-de-cannabis-2511351-710.php