(パリ=飛田正夫 日本時間;18/03/2017-10:26:02)オドクサ(Odoxa)世論調査会社の調べではフィヨンの人気はがた落ちでフランス人の10人に9人が嘘つきで信用がならないと批判していることがわかった。1月中旬の政治家暴露専門の週刊紙カナール・アンシュネによって15日のフィヨンの妻や子供たちを使った架空雇用の公金横領罪で起訴が決ったが、フィヨンは自ら発表した裁判所出廷日を秘密裡に判事に頼んで一日早めた14日に極秘に変更して起訴が行なわれた。その為にフィヨンはサルコジの起訴の時のようにメディアの写真には一枚も写らなかった。起訴は場所に予定のナンテールの税金汚職取り締まり局ではなくて、ベルサイユ裁判所で取り調べが2時間ほど行われた。ジャーナリストは騙され裏を搔かれたわけでしばらくメディアはつんぼ桟敷の状態であった。しかしフランス人はこの様な世間周知の目を誤魔化し嘘をつくフィヨンのやり方をこころよくおもってないことが、今回の15日から16日にかけて行われた世論調査会の結果でわかった。
清潔を売り物にしてきたフィヨンだが、それが嘘つきで国民の税金を掠め取ったり、大金を借りても税金申告もしてなく、大金持ちからの高額背広プレゼントを受けるに至っては庶民は不潔な金に汚れたフィヨンだと失望している。世論調査は「オドクサ」がフランステレビアンフォ(France tvinfo)の為に行ったもので、フランス人の89%がフィヨンは正直でないと見ていると17日に発表されている。検事は背広のプレゼント事件でも調査を開始すると言っている。
【参考記事】
http://www.lexpress.fr/actualite/politique/sondage-francois-fillon-n-est-pas-honnete-pour-9-francais-sur-10_1890081.html
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http://franettese.blogspot.fr/2017/01/blog-post_25.html