2011年2月24日木曜日

アイオマリ仏外務大臣が独裁者ベンアリやチュニジア内相との密会疑惑で仏外務省が大揺れ

チュニジアの「チュニス・ヘブド」(Tunis Hebdo)が21日に報道したとして、ミッシェル・アイオマリ仏外務大臣(前内相、元防衛相、MAM)の年末から年始にかけてのチュニジア家族旅行についてはベンアリ一派からの逸脱的豪華招待旅行が問題になっていたが、その期間の12月27日に独裁者ベンアリ前大統領や内務大臣との密会疑惑が上がっている。2月22日のパリジャン紙が伝えている。

チュニジアの独裁者ジン・アビディン・ベンアリ前大統領とラフィック・ベルハジ・カシム内務・地域開発相とがアイオマリ外務大臣と会見して、両者はMAMに民衆暴動の鎮圧を依頼していたという。フランス外務省のアイオマリ事務所はこれを前面否定しているという。同パリジャン紙によるとMAMの伴侶であるパトリック・オリエ国会連絡相は以前からリビアの独裁者のムアマル・カダフィやチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領としばしば会っていたという。これら一連の失策でフランス外務省の信用が一気に崩れかかって批判されている。