2011年5月15日日曜日

リビア「軍隊養成」の仏社員死亡で 仏の「武器と財政」支援が緊迫化  

フランスの地方紙のクーリエ・ピカルディ(Courrier picard)は、まだ状況がはっきりしてないがとしながらも、フランス人で元パイロットのピエール・マルジアリ氏が死亡し4人のセコペックス(Secopex)社員がリビアで逮捕されたことで、フランスとベンガジ政府の蜂起の反リビア政府臨時国家審議会(CNT)との間には緊張ができているのではないかとみている。それはマルジアリ氏が元軍人で戦争や紛争などをサポートする私兵の養成と指導の会社セコペックス社員として仏政府職員ではないが、CNTの軍隊訓練、武器の取り扱いなどを指導していたとされるからである。

5月14日、フランス主導で3月11日から開始されたリビアのカダフィ大佐への空爆に北大西洋条約軍事機構(NATO)が3月19日から介入してすでに2ヶ月後がたった。 CNTの№2で首相のモハムード・ジブリール氏が米国を訪問した直後にパリを訪れサルコジ大統領と会談した。財政と武器の欠乏を訴え支援を要請したのではないかと見られている。ジブリール氏は3月10日にもパリに来てサルコジ大統領と会っている。
しかし仏防衛相ジェラール・ロンゲ氏は数日前にロンドンで今のところは武器の搬出は無いといっている。

45分間の両者の会談にはフィヨン首相も同席したが会談の内容に関しては誰からもいかなる発表もされてない。夜のフランス国営放送・テレビA2でも15時30分に大統領官邸エリゼ宮殿を訪れたジブリール氏を出口の階段の上で待つサルコジ大統領が少し写されただけで何のコメントもなかった。CNTを承認する国は他にはイタリア、カタール、ガンビア、英国だけだ。

フランスはCNTを戦闘の当初よりリビアの公式な代表として承認し首都トリポリの西1000キロほど離れたベンガジ政府にフランス大使を送っている。サルコジ大統領は5月の初めにリビアを訪問すると宣言したが日時は不明なままだ。

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(参考記事)
Le Courrier picard - En quête d'armes et d'argent, le n°2 de la rébellion libyenne reçu par Sarkozy - France - Actualités - Votre actualité quotidienne locale, régionale et nationale - Information Picardie, Somme, Oise, Aisne