ダルキア(Dalkia)社は土木・浄水・交通など公共事業の国際企業ヴェオリア(Veolia)社株の66%をもっている。アレバ社からの要請では電気部門を担当することになっていた。主に、非常時に機能する補助電気系と冷却プールの保守が任務であったと組合側では指摘している。
以前からこの問題に関しては労働総同盟(CGT)と労働者の力派(FO)が裁判所に訴えていた。裁判所はアレバ社の代行行為が請負の作業員という立場の弱さを問題にしている。また代行行為の安全度や社会心理的な不安の拡大化が心配されるとしてアレバの計画破棄を命じた。労働組合側へは裁判費用28000ユーロ(約340万円)の支払いが命じられている。
組合側の弁護士ギヨーム・レテルトレ師とアラン・レヴィー氏はかってない裁判所の判決に拍手を送っている。
(※)これまでの経過 →
2011年6月17日
6月16日、アレバ社のアンヌ・ローベルジョン社長の後任にはリュク・ウルセル氏が就任したとフィヨン首相官邸から公式発表された。ウルセル氏は現在アレバ者の国際・企画・マーケティング部長だ。ミッテラン大統領支持者であった ...
2011年4月20日
4月19日夜のフランス国営放送・テレビA2は東京電力がアレバ社の放射能汚染物質除去のシステムを購入することに決めたと伝えた。仏経済紙の「レゼコー.fr」は、危機脱出の第1計画案提示の2日後に東京電力は19日にアレバを選んだ ...
2011年3月17日
福島地震・津波・原発基地問題の直後にフランス原子力産業のリーダーであるアレバ社のアンヌ・ローベルジョン社長はテレビ出演してコメントをだしている。以下に私の速記を紹介する。「福島の地震と津波は普通ではなかった。 ...
(参考記事)