2011年7月6日水曜日

アムネスティ・インターナショナルがシリア体制の「人権犯罪」を告訴

7月5日、ロンドンに本部をもつ国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは記者会見して、シリアの西部のテル・カラクでおこなわれたシリアのバッシャール・アサド大統領の軍隊と警察による市民虐殺は人権犯罪と考えられると告訴した。シリア軍隊と警察によるテル・カラクの町の襲撃は5月14日に開始された。アサド体制に抗議する市民が不法検挙されたが、多くの死亡者が拘置中で起きていて拷問や不当監禁が行われていると見られる。(JST  11/07/06/10:19)



アムネスティ・インターナショナルの北アフリカと中東担当のフィリップ・ルター副部長は我々が収集した証言によると住民を異端分子扱いし、踏みつぶすように機械的に射撃を加えて殺害する光景は非常に不安を持たされるものだと話している。

モロッコのマグレブの専門ネット新聞aufaitによると、シリア警察が町を逃げる家族に向けて無差別な発砲をしたと多くの証言が集まっている。また、負傷した市民を運ぶ救急車も狙い撃ちされていることが証言された。

7月4日、ダマスの北210キロにある人口80万のアンの町をアサドの軍隊が包囲して市民11人が殺害された。米政府はこれに抗議して戦車を町から出すように宣言した。

オランダのハーグの国際刑事裁判所(ICC-CPI )が暴露した資料には主要な犯罪が掲載されている。アムネスティ・インターナショナルは国連安全保障理事会に国際刑事裁判所の資料を繰り返し示して訴えている。またアムネスティ・インターナショナルは国連の調査員がシリアへ入国許可できるよう勧告している。


2011年7月03日
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2011年6月21日
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2011年5月16日
ダルアーはシリアのバッシャール・アサド大統領への抗議運動の発火点になった町の一つである。NGO非政府組織によると3月15日から開催されたアサド大統領への抗議デモですでに700人が政府軍隊によって撃たれて死亡していてその ...
2011年6月09日
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(参考記事)

Aufait Maroc - Amnesty International accuse les autorités syriennes de "crime contre l'humanité"