1986年4月26日、25年前にヨーロッパのほぼ全域が汚染されたチェルノブイリ原発基地の第4原子炉が爆発した。以前のサルコファージュ(ドーム)の上を覆う108メートルの高さをもつ蒲鉾型の2万トンの金属製ドームを新たに建設するために19日には50カ国ほどを集めた原子力安全保障国際会議がウクライナのキエフである。新ドーム建設資金の募金が予定されていて、4月18日欧州委員会は新ドームで覆う建設不足資金の内の1億1千万ユーロ(約132億円)を寄付するとジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長はヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領を前に発表した。
新ドーム建設の全工費には150億ユーロ(約1兆8千億円)がかかる。チェルノブイリや福島の後を考えるならば原発廃止の方向を決断して段階的に実現していかないと財政だけでなく取り返しのつかない文明的な危機を招くことになるだろう。
新ドーム建設の全工費には150億ユーロ(約1兆8千億円)がかかる。チェルノブイリや福島の後を考えるならば原発廃止の方向を決断して段階的に実現していかないと財政だけでなく取り返しのつかない文明的な危機を招くことになるだろう。
19日に予定では欧州委員会供出分の億1千万ユーロも含めて7億4千万ユーロ(約890億円)の募金が予定されている。
新ドームの建設を担当するのはフランスの大手総合建設会社2社でブイグとヴァンシィで2007年にオファーを獲得していた。ヨーロッパ基金が欧州銀行を通して財政管理する。
欧州議会(EU)は別にウクライナの4基の原発基地の安全向上と旧ソビエト時代の原発廃棄物の回収処理の資金として4千800万ユーロ(約58億円)を提供すると発表した。
ヤヌコーヴィチ大統領は歴史的なチェルノブイリ原発事故をウクライナだけに引き受けさせて置いてはならないと発言している。
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