2015年6月11日木曜日
フランスの移民統計の現在 合法と違法の数の推定
フランス移民の現在 合法と不法の数の推定
仏共産党書記長のピエール・ローラン氏は、フランスでは移民の数は爆発的に増えてないと一般的には言われるがこれは大きな誤りであって、どちらかと言うと安定的だと言えると発言した。
移民とは、外国で生まれて外国人がフランスに住んでいる場合でフランス人になった場合、もしくはならなかった場合でも、移民という。30年前には400万人フランスにいたが、今は550万人になっている。
人口比では80年代には7%であったのが今は8%を少し上回っている。フランスは経済協力開発機構(OECD)の中でも移民の受け入れは人口比率では少ないほうだ。(ただしスイスの移民は、フランスやドイツの移民と異なり欧州域内から来ている。)
違法移民の数に関してははっきりした数字は出すことはできないが、2006年で30万人の移民がフランスにいたと想定されている。またその数字の変容もわからない。世界の現在の流れからは移民の数で指標とされるのは移住者要求(OFPRA)の数で、それからだと昨年比で40%増加しているという。フランスは最近数ヶ月は少し減少しているが、数年に渡って移住者要求数は大きく増加してきている。
それとは別に、不法外国人の自主的な出国(オレンジ色)と、強制追放(水色)とはどちらかと言うと安定していて、近年では少し増加の傾向にあった。資金援助による出国数(灰色)は2012年から急激に減少化している。