フランスの「日曜新聞」(JDD.fr)にときどき世論調査が掲載される。これはサルコジ大統領政治の支持率統計で、以下のような質問だ。あなたは大統領としてサルコジに満足か、それとも不満足か?
回答は5つの選択肢がある。大変に満足、どちらかというと満足、どちらかというと不満足、大変に不満足、無回答となっている。
ここではそのうちの中間の2つの回答を省略して、[大変満足」と「大変不満足」の2つの回答だけを取り出して、2010年度のその数ヶ月の変遷を比較してみた。図は以下のようになった。
こうしてみると、今まで見えにくかったものが鮮明になってくる。それはフランス社会の満足度からフランス社会の不平等性が浮かび上がってくるということである。平等とか博愛が偏っているということがわかる。
9-17/12月 | 10-19/11月 | 23 /10月 | 18 /9月 | 21 /8月 | |
大変に満足 | 5% | 6% | 5% | 4% | 5% |
大変に不満足 | 32% | 34% | 38% | 33% | 29% |
世論調査の解説はどのようにでもなるが、この両極のパーセンテージの開きに注目したい。