2011年2月1日火曜日

エジプトは明日 ムバラクを国外に亡命要求の100万人デモ 軍部の動きが注目

エジプトで25日から始まったのムバラク大統領への国外亡命を要求する抗議は明日1週間目を迎える。
警察に殺害された犠牲者は125名を数えた。1000人ほどのデモの人々はカイロの中心にあるタリリ広場から去らないで夜を明かして残っている。いよいよ明日は2005年のノーベル平和賞受賞者で国連本部の国際原子力機関(IAEA)の事務局長を務めたエルバラダイ氏を先頭に100万人デモが行われる。

フランスに帰国したばかりのエジプトの専門家は「ラジオFrance Info」に出演してムバラク大統領は遅かれ早かれエジプトを逃げ出していくだろうが、問題は軍隊が民衆側につくかどうかだと話した。エルバラダイ氏に関しては国内では知名度があまりないと指摘している。

軍隊にはいまのところ民衆のデモを支持する好意的なものとそうでないのと二つあるという。タリリ広場の群衆の中で軍隊は武器を地面に置いているが、戦車は攻撃態勢を崩さない。カイロの空には戦闘機が低空飛行をした威嚇している。

モバラク大統領は情報局長であったオマール・スレイマンを副大統領に任命したが代わりにそのポストにムラード・モラフィ将軍を任命した。

ある女性の声がラジオで報道された。「我々は一人一人が別々に苦しんでいた。ところが急に私たちは別の階層の人々を見つけることになった。そこに新しい別なものを発見している。呼吸している。30年の恐怖の後で別な世界の人々と一緒になれるのだろうかといまだにおののいている」