4月18日夕刻にトリポリから北東に80キロのシリア中部のホムス(Homs )の町では2万人が集会してバッシャール・アサド大統領の政権失墜を要求し自由と政治犯の釈放を要求する抗議のデモが開始された。深夜から19日にかけてエジプトのタリリ広場の名前に改名したアスサ広場では警察が群集に発砲した。全国で新たな集会デモの機運が高まっている。
これに対してシリア内相は「武装グループが市民を脅かし安全を犯しているテロリスト行為は許せないとして」「武装蜂起のあらゆる形体を裁判所に突き出す」と、イスラム・サラフィスト派によって増幅されている蜂起軍の鎮圧すると宣言していた。
17日には政府軍によってホムス近郊のタルビッシェでは少なくとも4人が殺害されているとの証言がある。人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルの報告ではシリアでの反政府抗議の開始からすでにすでに200人が殺害されたといっている。
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