4月19日夜のフランス国営放送・テレビA2は東京電力がアレバ社の放射能汚染物質除去のシステムを購入することに決めたと伝えた。仏経済紙の「レゼコー.fr」は、危機脱出の第1計画案提示の2日後に東京電力は19日にアレバを選んだ。東京電力は少しづつ福島での問題を制御する方向にむかっていると報道した。汚染物質除去の作業はアレバ社と土木・浄水・交通など公共事業の国際企業ヴェオリア(Veolia)社との共同作業で今から6月末までに福島原発基地に巨大な大容量の一種の浄化場施設を建設する。そこで放射能汚染物質の分離を可能にするという。
東京電力は破損した原子炉7万トンの放射能高汚染水によって原発基地が洪水になっていて人間による介入作業が困難になっている。「冷却水と電気供給の回路修復が困難で東京電力に障害になっているのであれば、放射能汚染水を早急に処理しなければならない」と、アレバ社のアンヌ・ローベルジョン社長は詳細に話した。
この技術はすでにアビニョンの上流35キロのローヌ河畔にある原発基地解体と浄水作業専門の工場であるマルクール(Marcoule)原子力研究所とノルマンディー半島突端のアーグ(La Hague)原子力再生処理研究所で使われたものだ。
アレバは放射能汚染水の中に化学物質を投入することで付着させてセシウムやヨードやストロンチウムを取り出して、1000倍から10000倍の放射能汚染水を回収することになるという。原発基地には蒸発器も連動させることで他の塩などの物質も除去するという。
東京電力は毎日600トンの放射能汚染されてない海水を原子炉に注いできた。特に第2号原子炉の地下の放射能汚染水を回収することも努めなければならない。
こお浄化作業と平行させて東京電力では各原子炉の冷却装置の修復作業を急ぐことができ、そこに補助装置を設置することになる。
19日、アレバ側からは現在フランスの原発基地で使われている空気冷却システムを不測の場合には行使する話を髣髴させた。「我々はこの話へはいかなかった」とローベルジョン社長は明示した。一方で同社長は、現在露天水槽に貯蔵されている使用済燃料管理での微妙な話で、東京電力側にアレバの協力を提案している。
フランス原子力産業のリーダーであるアレバ社とヴェオリア社はこのシステムで汚染が解決でき成果を上げられることを希望している。
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Apr 19, 2011
(参考記事)