2011年5月27日金曜日

ドービルG8=菅首相が福島報告、世界の原発基地の維持・継続合意

5月26日、フランス北西部ノルマンディーの海岸ドービルに集まったドービルG8の首脳たちの会議では、原発エネルギーの安全強化が特に話しあわれ、福島地震の津波と原発事故に対する連帯が表明された。その中で日本は2012年末に国際原子力機関(IAEA)と共済した原子力安全の国際会議開催の意思を菅直人首相が宣言した。G8の決定合意として宣言が予定されている
ことは、フランス通信(AFP)によると、日本がその災害を克服できることを産業先進国が完全に信頼しているということらしい。このことはG8が福島地震の津波と原発事故によって世界の原発の維持姿勢を続行してゆくことで基本的な変化のないことを確認しあったことを示している。
菅首相は福島原発基地事故の状況報告を報告して3月11日の巨大な地震と津波で25000人ほどが死亡したと述べた。スイスが昨日決めたような原発基地の暫定的廃止の宣言も意思も表明されなかった。原発基地事故での死亡者についての報告もなされてない。

27日、ドイツのメルケル首相は、G8(米国、日本、ロシア、フランス、英国、ドイツ、イタリア、カナダ)の国々は自国の原発基地の安全性のテストを定期的に実施し、安全性を徹底的に確認することで、全員が一致したとメディアに語っている。メルケル首相によると、これは確実な前進であると評価しているという。欧州G8での決定が国際社会での基準になるだろうと同首相は見ている。

ロシア側からの情報では、メドベージェフ大統領は原子力安全基準に関し、世界規模の今後の原発事故に備えてそれを防ぐための新しい協定をG8で提案するはずだという。

フランスはG8ではフィヨン首相によると、「即時介入勢力の創設」を提案するという。これは福島のような原発事故に産業化した大国が対応するというものだという。

米国は福島地震の津波と原発事故支援に力を入れていくことを再度繰り返している。
(11/05/27-3:20 )

(参考記事)
Nucléaire: le G8 promet de renforcer la sécurité, le Japon annonce un sommet - LExpress.fr