サッカーＷ杯優勝のジダン選手が 仏の黒人定員数割り当てでエキップ紙に発言

５月７日、フランス・サッカー界で黒人とアラブ人の青少年への定員数割り当てで人種差別の問題を巡り騒然となっているなかで、サッカー世界選手権大会で優勝したフランス・チームのキャプテンを務めたジダン元選手がようやく沈黙を破って発言した。

ジダン選手はスポーツ新聞エキップの５月８日号掲載のインタビューで「不用意な話しに対して、悪い裁きの非難をした｣とフランス・チーム監督のロラン・ブランを擁護した。。しかし「定員数割り当て｣という用語を使うのは限界点であるとしている。

「自分は彼を良く知っている。もちろん彼は人種差別主義者ではない｣とジダン選手はコメントしている。

黒人やアラブ人が多すぎるという理由からがフランス・サッカー界では将来の選手の養成に当たって１６歳の少年に対しても人種差別的な定員数割り当てが実施されていた。

フランスサッカー代表選手の選考者であるローラン・ブラン監督の周辺で話された会話の中でも黒人やアラブ人に対する肉体的な差別の話しがあって、それがフランスサッカー協会（ＦＦＦ）内部の関係者によって録音され告発されていた。