2011年5月31日火曜日

フランスの米の発育不全─日照りで塩害

フランスは雨が降らずに乾燥がつづいていて川の水位もないために畑に水をやれないでいる。果物やトウモロコシなどに大きな被害が出そうだ。昨日5月29日の夜のフランス国営放送・テレビA2によるとローヌ河下流のカマルグ地方での米の生産が心配されている。

毎年今頃は米は20センチの高さに育っているのが今年はほとんどが枯れて茶色になってしまっている。米の苗は死にかかっているという。塩分が多すぎるのだという。米は20000立方メートルの真水が1haに必要だという。

ところがここでは今は灌漑用水のポンプは止められていている。それはローヌ河の水がカマルグ地方の河口では塩分が増えているためだ。

1グラムが限界なのに、3グラム62もある。これでは無理であるという。ロームは水位がさがり海水がカマルグ地方に入ってきている。

カマルグではフランスの米の消費の30%を生産してきた。もし9月の収穫で悪い数字がはっきりすれば、生産者は自然災害の保障を受けられるように要求するといっている。

(参考記事)
- Dossier: Sécheresse en Camargue