6月13日、5ヶ月に渡る困難を極めた交渉の後でレバノンのナジブ・ミカチィ(Najib MIkati)首相が組閣を発表した。30人ほどの大臣のほとんどの席はシーア派ヒズボラで占められている。「我々は障害物を乗り越えた。我々は仕事にすぐ取りかかる」と述べている。欧州派のサダ・アリリ前首相は外にはじきだされた。イスラム教シーア派ヒズボラが1月危機の政治的原因であったが、交渉では大幅にヒズボラが連合派のキリスト教マロン派のミシェル・アウン将軍などと共に勝利して30の大臣席のうち司法や防衛など19席を獲得しいる。
ヒズボラによるレバノン(Liban)政府の権力掌握をヒズボラとは歴史的な友好国であるシリアのバッシャール・アサド大統領は好意的に捉えて祝辞を送っている。一方、サダ・アリリ前首相陣営ではこの新内閣を承認してない。
1月12日にはヒズボラとその連合は2005年に殺害されたラフリック・アリリ元首相の子供サダ・アリリ連立政権から大臣を引き払っていて、国連の裁判では犯人として指を指されることを恐れその否認を要求しており緊張が高まっていた。
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