2011年10月9日日曜日

カメルーン大統領選、ビヤ再選の陰に市民の生活苦と恐怖が

カメルーンの2011年の大統領選挙運動は10月8日深夜で終了した。カメルーンの大統領選挙は市民は無関心で無気力だといわれるが、市民は暴力や敵対される恐怖があるのかもしれないとフランス通信(AFP)はいっている。。日常生活の問題に追われて投票所には行かないという人もいる。誰が勝つかわかっているからだという。左派系新聞リベラション紙はカメルーンの人々の4人に1人は1.1ユーロ(約110円)以下で毎日を生活しているのだと伝えた。

9日はカメルーン人700万人が24000ヶ所の投票所に行くことになっている。9月29日、南西部のリンベ(Li,bé)の選挙管理局で爆破物が見つかっていて、軍隊の身なりをした者が人口180万の経済的な首都でもある大都市ドゥアラの橋から発砲したりしている。同市にあるフランス領事官では在カメルーンのフランス人に対し外出を避けるようにまた投票所近辺に行くことを控えるように伝えているという。

ポール・ビヤ大統領(78歳)と23人の対抗候補者とのテレビ討論会はなく選挙の不平等性が指摘される。

1992年の選挙結果に意義が出された後での公式発表で、ビヤ大統領は39.9%を記録し、対抗候補者の野党社会民主党の(John Fru Ndi)氏が35.9%を獲得したことになっている。

大統領は選挙宣伝のすべての装置を持っていて、献金は大臣や企業主をはじめ公務員までが義務付けられているという。町の選挙広告には「ポール・ビヤ、民衆の選択」というポスターしか目に付かないとRFI fr.は報道している。