2011年10月9日日曜日

独のシリア大使館に抗議者が侵入、大使は警察にシリア法の適応を要求

ドイツのシリア大使館に8日夜から9日にかけて30人ほどの抗議者が防衛柵を乗り越えて侵入したとドイツ警察が発表した。この事件はシリア反体制派のクルド人組織「未来の流れ」の創立者でシリア国家審議会(CNS)のメンバーであるメシャアル・タモ(53歳Mechaal Tamo)氏が10月7日に殺害されたが、8日には5万人を集めてのタモ氏の葬儀がシリア北東部のトルコとの国境に近い町カミチリ(Al Qamichli)でおこなわれ、2人がシリア警察に殺害されて死亡した。ドイツでの事件はその数時間後に起こっている。


大使館には大使が住んでいて、ドイツ警察に通報するとともに大使館の敷地内であることからシリアの法律を適応することを要求したという。国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによって海外に住む30人ほどのシリア人活動家への弾圧が大使館員や秘密警察によっておこなわれてた証言が発表されたばかりであった。