カイロで9日に警察とキリスト教徒(コプト)が、エジプトの独裁者ムバラク元大統領への抗議デモが起こったタリル広場で衝突して24人ほどが死亡し200人ほどの負傷者がでた。政府軍の戦車が抗議のコプト人をひき殺したとドウド神父はフランス通信(AFP)のジャーナリストに話し、「この白い物質が脳だ」としてビニール袋を差し出したという。
原因はエジプト南部のアスワン地方にあるキリスト教徒コプトの教会が火事になってデモをコプトが組織したことからはじまっている。政府は戒厳令を敷きカイロの美術館や議会、新議会などの安全を強化している。
国家の危機ととらえてエジプト人に「暴力の喚起」をしないようにと呼びかけた。
コプトはエジプトの10%ほどの少数派でしばしばイスラム主義の犠牲になっている。