2011年10月11日火曜日

リビア反体制派の軍隊、カダフィ最後の砦、シルトの町に侵攻


10月10日、リビア反体制派の国民評議会(NTC)の軍隊はカダフィ軍の立て篭もる最後の砦であるシルトの町に侵攻し大学や会議場を、これまでにない熾烈な戦闘で統制下に置いた。首都トリポリの360キロほど南部のオアシスの町バニ・ワリド(Bani Walid)の飛行場も占拠したと左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.などが報道している。バニ・ワリドを占拠して1ヶ月になるNTCのムスタファ・アブドルジャリル議長(Moustapha Abdeljalil)は10月8日にシルト地方でのカダフィ大佐軍の凋落と町の解放が近いことを宣言している。
北大西洋条約機構軍(NATO)側の誤爆もあって住民は両軍の戦争の犠牲になった。町からの逃走が今もあるのは、カダフィ側が逃げればもう国には帰還できないといっていたからだと住民側ではいっているという。

【参考記事】
カダフィ大佐の死因に仏人権団体が疑問、国連が調査へ、リビアでは論議なし