2012年9月8日土曜日

ロシアや米国は シリア制裁に弱腰

ロシア訪問中のヒラリー・クリントン米国務長官は極東のウラジオストクでラヴロブ長官(Sergueï Lavrov)と会見。その際にラヴロブ氏はジュネーブ合意を9月の国連安保理の会議で推進することを発表しシリア危機の増長を阻止する強力なメッセージを送ることをクリントンも考えているとながらもそれは国連案を覆す具体的な結果が指摘された場合であると条件を加えている。しかしシリアへの新たな制裁が必要だと仏外相などからは宣言されている。

アナン国連前総長のシリア危機解決策が失敗した後で、6月30日の国連安保理はロシアの支持を得てシリア暫定移行政権への主要な合意がジュネーブであったが、アサド大統領は権力の座を去ろうとしていない。

ロシアはシリアとは長年のパートナーで中国と共にシリア制裁の3度の国連案に拒否権行使をしてきた。

8日のフランス通信(AFP)によるとロシアのプーチン大統領は6日、欧州諸国やアラブ諸国がシリア反体制派を支持する立場を変えるように求めた。また国際社会がシリアへの制裁を取り消すように呼びかけたという。