31日、オランド仏大統領は仏国民に向けて話す新年の挨拶をエリゼ大統領官邸で8分ほどのビディオに録画している。そのなかで大統領就任以来の7ヶ月間にわたり政府は失敗したという色合いで塗りつぶされていて、自分も人気のないことを知っていると話した。保守メディアからはアマチュア政治との悪い印象付けが故意になされてきたわけだが、それに対しどの大統領も正面から取り組まなかった失業曲線の転覆を2013年の唯一の目標とすることを宣言しそれに向けて全力で取り組むと話した。
「国民の不安は当然であり、私はこれを忘れてはいない」と話し、「大統領として新任以来前向きで進んできたが折り悪く跳躍をもたらさずに新政府の失敗と不人気が増大」してしまったと2012年を振り返った。「しかし自分は改革を強力に促進させて、今年末までには経済危機からフランスが抜け出る計画を決めている」と新年の抱負を断固とした口調で語った。
そして大統領は我々の唯一の目標は、「今日から年末までに失業曲線を転覆させる」ことである。それは成長、雇用、競争力の総てにおいてであり、「目標は決まった」とも付け加え、「これは私が強情なのではなくて、フランスの利益を回復し、青年に希望を取り戻させる確信なのである」と語った。
オランド氏の仏大統領選挙での目玉公約の一つであったフランス再建のための「世代間契約」(コントラ・ド・ジェネラション)では、職業経験の豊かな高齢者と雇用市場から厭離された職業未経験な青年層との両者の雇用増大を実現することであったが、これを成功させるために2013年は総てを動因していくと話した。また失業者の職業再教育指導を改革し、雇用に繋がるよう最優先させると話した。
75%の高所得者税法案は仏憲法会議によって12月29日に取り消されたが、オランド大統領はこの目標は変えないとして、「正当な税制」を目指して」、「より多く儲けている者に対しより多く税を取るのは当然だ」としてこの取り消しには新たな方策を検討をすることを強調して話している。
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【参考記事】
Un seul cap pour Hollande en 2013 : "inverser la courbe du chômage d'ici un an"
http://www.lemonde.fr/politique/article/2012/12/31/en-2013-un-seul-cap-pour-hollande-inverser-la-courbe-du-chomage-d-ici-un-an_1811691_823448.html