●アモルの接吻で蘇るプシュケ(カノヴァ/1757-1823)。18世紀末から19世紀で最も有名なイタリアの新古典の彫刻家。羽をもつ若者は非現実的な動きで飛んできたように表現され、透明なまでに磨かれた大理石はビラミッド型構成と光が織り成す陰影で優雅な曲線美を実現している。不思議なガラスの小瓶から発散する臭気で死の眠りの底に沈むプシュケをアモル(エロス、クピド)の接吻が救う。草案的モデルをコピー拡大した石膏像から大理石の作品を作成した。
●奴隷(ミケランジェロ/1475-1564)彫刻。作品はローマ教皇ジュール2世の墓を飾るために作成された。主題に関して論議があり、人間の魂が肉体の重さに繋がれている表現とも言われる。
●サモトラケのニケ。紀元前2世紀初期ヘレニズム時代。軍船の勝利への奉納品。風でなびく服のひだの強さが特徴。。大理石の立像と石灰石の台座と船の部分からなっている。ギリシャでは古代から勝利は羽のある女性で表現されていた。作品はエーゲ海を望むサモトラス島の丘の頂に置かれていた。
●ミロのヴィーナス。1820年にシクラデス諸島のミロ島で発見されたギリシャ神話の美の女神でローマのビーナスに当たる。彫刻は2つにわけで彫られていて腰の所で繋がっている。発見された当初から失われている腕の動きが問題にされていて、左腕は上がっていて、右腕は左腰に行っていたのではないかと推測されている。クラシック的な顔や動きのある身体とそれを隠す布ひだが美しく、作品は起源前1世紀頃のものとされている。
●マルリーの馬(コワズボーとクストー)彫刻。ベルサイユ宮殿近くのマルリーの御殿の馬の水のみ場に置くためにルイ14世が発注。コワズボーの作品が取り除かれた台座の上を飾るためにその20年後(1793年)にクストーが新作。これら2対の作品はシャンゼリゼ大通の入り口とその反対側のチュルリー公園入り口に置かれていた。現在は複製が置かれていてカルラの大理石の本物はルーブル美術館の外光を取り入れたマルリーの部屋にある。
●奴隷(ミケランジェロ/1475-1564)彫刻。作品はローマ教皇ジュール2世の墓を飾るために作成された。主題に関して論議があり、人間の魂が肉体の重さに繋がれている表現とも言われる。
●サモトラケのニケ。紀元前2世紀初期ヘレニズム時代。軍船の勝利への奉納品。風でなびく服のひだの強さが特徴。。大理石の立像と石灰石の台座と船の部分からなっている。ギリシャでは古代から勝利は羽のある女性で表現されていた。作品はエーゲ海を望むサモトラス島の丘の頂に置かれていた。
●ミロのヴィーナス。1820年にシクラデス諸島のミロ島で発見されたギリシャ神話の美の女神でローマのビーナスに当たる。彫刻は2つにわけで彫られていて腰の所で繋がっている。発見された当初から失われている腕の動きが問題にされていて、左腕は上がっていて、右腕は左腰に行っていたのではないかと推測されている。クラシック的な顔や動きのある身体とそれを隠す布ひだが美しく、作品は起源前1世紀頃のものとされている。
●マルリーの馬(コワズボーとクストー)彫刻。ベルサイユ宮殿近くのマルリーの御殿の馬の水のみ場に置くためにルイ14世が発注。コワズボーの作品が取り除かれた台座の上を飾るためにその20年後(1793年)にクストーが新作。これら2対の作品はシャンゼリゼ大通の入り口とその反対側のチュルリー公園入り口に置かれていた。現在は複製が置かれていてカルラの大理石の本物はルーブル美術館の外光を取り入れたマルリーの部屋にある。