16日にはベルモクタルはマリ北部にいて、アルジェリアでの誘拐殺害事件は彼の犯行指令ではないことが分かってきたが、その犯行者の40人ほどのイスラム主義者の中にマグレブ諸国のアルカイダ(Aqmi)分派の「血の署名者」を名乗る西欧人が幾人かいたと明かした。ベルモクタルは、「我々は西欧とアルジェリア政府との交渉の準備がある」と宣言している。1月17日にモーリタニアのメディアサイトに録画されビデオで報道されていと20日午後のルモンド紙fr.が伝えている。
アルジェリア東部のインアメナ(In Amenas)付近のティガントーリン(Tigantourine)ガス田基地での外国人誘拐の主犯者の1人と目されている「血の署名者」(Sinataires du sang)を名乗るイスラム主義武装蜂起集団の分派の首領モクタル・ベルモクタル(Mokhtar Belmokhtar)は、アルジェリア東部のインアメナ(In Amenas)付近のティガントーリン(Tigantourine)ガス田基地でのイスラム主義テロの首班と目されてきていた。
しかしその犯行を不鮮明にした発言の中で、「我々はアルカイダが神に祝福された戦闘を報道する」とし、インアメナでの誘拐殺害作戦は、「40人ほどの国を異にするイスラム主義者と外国人戦闘者によってなされた」と宣言した。そしてその犯行者の中には何カ国かの西欧人が含まれているとも語っている。
一方で、「血の署名者」の首領は、「16日から捕虜を獲得している」と話し、「我々は西欧とアルジェリア政府との交渉の準備がある」、「西欧とアルジェリアによるマリのイスラム主義者への爆撃に終止符を打つことを条件に」「特にイスラム法シャリアによるマリ統治の選択を尊厳すべきだ」と宣言している。
マリへのフランス軍の軍事介入は、アルジェリアの後方支援を享受していた。。仏軍戦闘機がアルジェリア空領を飛ぶことを許可していたと、アルカイダ分派の「血の署名者」の首領ベルモクタルは強調している。
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【参考記事】
Algérie : "Nous, Al-Qaida, annonçons cette opération bénie"
Le Monde.fr avec AFP, AP et Reuters | • Mis à jour le
http://www.lemonde.fr/afrique/article/2013/01/20/algerie-nous-al-qaida-annoncons-cette-operation-benie_1819668_3212.html