2013年1月11日金曜日

「脱原発団体」が仏裁判所に告訴 イタリアの放射能汚染廃棄物が仏アレバ社へ列車輸送

10日のパリジャン紙fr.は、放射能汚染廃棄物を載せた輸送列車がイタリアから13日に出発してフランスのノルマンディ半島の突端にあるフランス原子力産業の基地アレバ社へ向う情報を掲載した。「脱原発団体」側ではこの危険な輸送を止めるようにパリ北西部のセルジー・ポントワーズ行政裁判所に告訴した。何も知らせないままにフランス中を通過して走ることは沿線の住民を無視したものだと怒っている。裁判所が反応なく我々の請願が受け入れない場合は我々は腕を組んでじっとはしていないと阻止行動を示唆した発言をしている。


「脱原発協会」側では、この輸送列車にはウランやプラトニュームなど数トンの放射能燃料や放射能汚染廃棄物が積まれているといっている。ノルマンディ半島のハーグ・プラトニューム再生処理工場に到着するのは1月の第3週内であるという。

イタリアは放射能汚染廃棄物処理の施設が無いことから、フランス側へストックのために輸送されるのではないかと心配されている。

13日出発の輸送列車についてはその確認がない。これは安全のためであるという。しかし出発の当日はこれを発表することが義務になっているという。

【参考記事】
Convoi de déchets radioactifs dimanche : une association attaque en justice
http://www.leparisien.fr/environnement/convoi-de-dechets-radioactifs-dimanche-une-association-attaque-en-justice-10-01-2013-2469747.php