2013年1月6日日曜日

ヴァンサン・ペイヨン仏教育相 カトリックの学校内で「ホモ嫌い」論議「掻き立て」に勧告


1月13日に予定されるホモの結婚承認反対デモに先立って、5日にヴァンサン・ペイヨン仏教育相 (Vincent Peillon : Education nationale)はカトリックの学校長に「学校内でのホモの結婚論議には、十分に用心しなければならない」「それでホモ嫌い(homophobie)を掻き立て」て、ホモ家族の子弟をスティグマ化してはならないと勧告する手紙を送った。このデバ(論議)がフランス国民を分裂される危険があることを指摘した。

「私はカソリック教育の特性を尊重している。しかしこの教育はフランス共和国とのアソシアショーン契約でできているものだ」「ゆえに中立性の原則を尊厳し各自の自由な思考を尊厳しなければならない」と発言した。

フランスではホモの家族の師弟の自殺率は異性間結婚家族の5倍が記録されているが、背景にはホモ家族の子弟がホモ嫌いの子弟にスティグマ化されて苦しんでいる状況がある。フランス政府はこのホモ嫌い主義との闘い(la lutte contre l'homophobie)を行っている。このために結婚を総ての人々の権利として承認することが議会に提出されている。これにカトリック教会を先頭に国民運動連合(UMP)の議員などが反対している。

フランスでは200万人(10人に1人」がカソリック系の学校に通っているが、学力の事情などにもよる場合があって必ずしもカトリックの信者だからという理由ではないようだ。

Mariage gay : Peillon demande la vigilance dans l'enseignement catholique

http://www.rmc.fr/editorial/335136/mariage-gay-peillon-demande-la-vigilance-dans-lenseignement-catholique/