2013年1月22日火曜日

マリで武器を手に 骸骨マスクの仏兵士 アルジェリアや仏軍の恥ずべき反テロ戦争行為

下に掲載した写真は、マリで武器を手に、骸骨マスクを顔に付けている仏兵士。肩にはフランスの徽章が、この仏軍兵士の姿はなんとも驚くべきものだ。指令本部の幹部はこの写真を見せられて、一瞬沈黙した後で、「許されないものだ」「これはマリ政府がフランス兵士に要求しているものではない」と語ったと左派系の週刊誌のヌーベル・オブセルバトワールfr.で報道された。それならばなぜそのような恥ずべき行為をフランスのオランド大統領は先陣切ってマリに反テロの襲撃をかけたのか?

写真はフランス通信(AFP)のイソフ・サノゴ氏が撮ったもの。左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.に掲載。

フランスのオランド大統領がマリ政府の支援でイスラム主義者への先制攻撃をかけたが、このような姿勢はいくら戦争でも民主主義国家のフランスの許すべきものではない。

仏戦闘機がアルジェリア領空を飛ぶことを承認したことでマリへの襲撃を可能にした。仏戦闘機を支援したアルジェリアに対するアルジェリア東部のインアメナ(In Amenas)付近のティガントーリン(Tigantourine)ガス田基地での捕虜誘拐事件となったが、これは妥協や交渉を許さないアルジェリアの強行な態度でアルジェリア軍特殊部隊によって最終的にはみんな殺害された。

人を殺害してはいけないことが人道のそして宗教と社会倫理の基本であったはずである。たとえそれがイスラム主義者のテロと闘うという名目であってもアルジェリアやフランスの行った行為は民主主義国のなすべきことではない。テロを軍隊を使って国家がやった恥ずかし行為だ。


写真はフランス通信(AFP)のイソッフ・サノゴ氏の取ったものでマリでの仏兵士の姿である。写真は左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.でRue89が紹介している。

Cette photo d’Issouf Sanogo de l’AFP, impressionnante, montre un soldat le visage masqué par un foulard avec une tête de mort. Il est français et il combat au Mali.Un soldat français dans une rue de Niono, le 20 janvier 2013 (ISSOUF SANOGO/AFP)写真が削除されている場合はこちらをご覧ください。→Le masque d’un soldat français au Mali agite l’armée

【参考記事】
http://www.rue89.com/2013/01/21/le-deguisement-dun-soldat-francais-au-mali-agite-larmee-238849